日本酒の温度を変えたら味がどう変わるか実験!詳細レポ

こんにちは!

きき酒師の本橋へいすけです。

 

日本酒は冷たい温度から熱燗まで幅広い温度帯で楽しめるお酒。

 

日本酒と温度について詳細解説と味がどう変わるのか?

まで詳しくお伝えしますね!

 

日本酒は温度帯を変えて楽しめる世界的に見て珍しいお酒

世界には日本酒以外にもおいしいお酒がたくさんあります。

 

しかし同じお酒で日本酒ほど広い温度帯で楽しめるお酒は世界的にも珍しいです。

 

幅広い温度で楽しめる日本酒について掘り下げていきましょう!

 

日本酒の温度ごとの呼び名

日本酒は5度きざみで呼び名が変わります。

呼び名は以下の通りです。

 

  • 雪冷え   5℃
  • 花冷え  10℃
  • 涼冷え  15℃
  • 冷や   20℃
  • 日向燗  30℃
  • 人肌燗  35℃
  • ぬる燗  40℃
  • 上燗   45℃
  • 熱燗   50℃
  • 飛び切り燗55℃

 

日本酒の温度で注意すべき「冷や」と「冷酒」、熱燗について

日本酒の温度を表現するときに注意すべき2つのことがあります。

 

一般の人は詳しくは知らなくても大丈夫ですが、日本酒好きなら以下の2つは知っておきたいですね!

 

1.「冷や」と「冷酒」

居酒屋などで「冷やで!」と頼む方も多いかもしれませんが、冷やは上記の通り20度と「常温」のことになります。

 

冷たいお酒を「冷酒」と呼びます。

 

昔は冷蔵庫がなかったので「熱燗」か「常温」=「冷や」しかなかったのですが、昭和30年代以降に冷蔵庫が普及してから「冷や」「冷酒」「常温」の見解に混乱が生じているのが現状。

 

2.熱燗

熱燗も一般的にはあたためた日本酒のことを指すイメージがあるかもしれませんが、本来の「熱燗」は50度の温度を指します。

燗は5度ごとに呼び名が変わり、感じる風味も大きく変わってきます。

 

では日本酒の風味が温度によって、実際どのように変化していくか次から見ていきましょう!

 

日本酒を6つの温度で飲み比べる実験

日本酒って温度によって味が変わる……ということは多くの方は知っているけど、実際どう変わるのか?を体験したことがある方は少ないのではないでしょうか?

 

今回は同じお酒を5度ずつ温度を変えて呑んでまとめてみました。

 

呑んだお酒は福岡県の繁枡酒造のクラシック特別純米の生々。

 

呑んだ温度帯は6つ。

  1. 花冷え  10℃
  2. 冷や   20℃
  3. 人肌燗  35℃
  4. ぬる燗  40℃
  5. 上燗   45℃
  6. 熱燗   50℃

 

日本酒温度10℃で飲む(花冷え)

繁枡クラシック特別純米の生々は酸味が特徴のお酒。

 

米の甘みもかなり感じるので、人によってはこの甘みをフルーティーと取る人もいるでしょう。

 

日本酒温度20℃で飲む(冷や)

甘みとコクが立ってくる。
特に米の甘みとコクが立ちあがってくる。
冷たい温度のときの風味も残っている。

 

日本酒温度35℃で飲む(人肌燗)

お酒がはだけ始める感じ。

コクもよく感じます。

 

日本酒温度40℃で飲む(ぬる燗)

酸味もあるけど米の甘みや丸みをすごい〜!と感じます。

 

日本酒温度45℃で飲む(上燗)

温度が上がってきて繁枡のお酒の風味を楽しむにはギリギリの温度かなぁ〜と感じます。

 

日本酒温度50℃で飲む(熱燗)

温度が上がりすぎかなぁという印象。

酸味が戻ってくる感じ。

 

日本酒と温度のまとめ

日本酒の温度を変化も楽しめると、もっと日本酒に魅了されるし、同じお酒の新たな魅力にも気づくと思います。

 

ぜひあなたも日本酒の温度の違いを楽しんでみてくださいね!!

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