きき酒師が選ぶ日本酒おすすめ本11選

こんにちは!!

日本酒メディア「Sake心」編集長の本橋へいすけです。

 

日本酒を好きになっていくと、もっと日本酒のことが知りたくなります。

日本酒のことを知っていくと、もっと日本酒がおいしく感じるようになります。

もっと日本酒を飲みたくなります。

 

もっと日本酒を知りたくなったときのおすすめ日本酒の書籍、もっと日本酒が好きになる本を紹介。

 

1.はじめての日本酒 まんが&図解でわかる  著 葉石かおり  イラスト 大崎メグミ


2018年に発売されて全編に渡ってマンガで書かれてあり、紹介する本の中では断トツにわかりやすい日本酒本。

 

主人公の恋の行方も気になりながら楽しく勉強できる日本酒本です。

まず最初に読むのにおすすめの本。

 

Kindleも出ているので通勤電車やスキマ時間で読むスマホ読書にも最適。

 

2.知識ゼロからの日本酒入門 尾瀬あきら


マンガやイラストが豊富でわかりやすいので日本酒入門としておすすめの本。

日本酒の基本的な知識から蔵の紹介まで網羅している一冊。

 

他の書籍に比べて、燗について記述が多いので燗好きな人には必読の書籍です。

 

3.目指せ日本酒の達人 新時代の味と出会う 山同敦子


個人的は日本酒を学ぶという点ではこの本が1番おすすめ

日本酒について知りたいこと、知っておきたいことが幅広く、バランスよく網羅されている。

 

地域ごとのおおまかな酒の味の特徴の解説などあるのもうれしいところ。

 

文庫本でコンパクトなので通勤や移動中にも持ち運びが便利。

 

4.日本酒の基本 枻出版(えい)


オールカラーで写真が豊富な日本酒本。

文章を読むのが苦手……という方におすすめの書籍。

 

特に酒造りの工程の豊富な写真がカラーであるので、ふだんは見ることはできない酒造りの様子がとてもわかりやすいです。

 

 

5.日本酒テイスティングBOOK 葉石かおり


酒の味に特化した日本酒本で取り上げているお酒の数はダントツNo.1。

全国の酒造のお酒ごとの味の解説と合うおつまみまで記述されている。

日本酒の知識を学びたいというよりおいしい日本酒、知らない日本酒に出会いたいという方におすすめな日本酒本。

 

6.愛と情熱の日本酒 山同敦子


人気の蔵元のお酒ができたストーリー、苦労、想いを深く知ることができる本。

 

取り上げられている酒蔵は9つ。

  1. 喜久醉
  2. 醸し人九平次
  3. 凱陣
  4. 王祿
  5. 奥播磨
  6. 十四代
  7. 飛露喜
  8. 秋鹿
  9. 磯自慢

 

日本酒ファンにとっては好きなお酒が入っているのではないでしょうか?

 

タイトルにあるように日本酒に対する情熱に胸が熱くなること間違いなし。

実際にぼくはこの本を読んで涙が出るほど感動しました。

 

日本酒好きな人にはほんとおすすめなので、好きなお酒が1つでもあれば絶対読んでほしい!!

7.美酒復権 秋田の若手蔵元集団「NEXT5」の挑戦 一志治夫


新政、一白水成、ゆきの美人、山本、春霞を造る秋田の蔵元5人が立ち上げたグループ「NEXT5」。

酒造りの共有や情報交換をしながら、共同醸造酒を造っています。

 

今やNEXT5は1つのブランドになり日本酒界にムーブメントを起こしている。

5つの蔵元のそれぞれのストーリーとNEXT5の軌跡を知ることができる一冊。

 

日本酒業界の未来を変えてくれるようでワクワクする一冊だ!!

特に業界の大きな旋風を起こした新政の部分が本当におもしろい。

 

もはや酒造りの域を超えてアーティストといった印象。

日本酒好きな人にはぜひ読んでほしい一冊。

 

 

8.日本酒の人 仕事と人生 山同敦子


日本酒の人もも酒蔵のストーリー本。

職人さんの話を読むと胸が熱くなります。

取り上げられている蔵は以下の5つ。

 

  1. 飛露喜
  2. 天青
  3. 白隠正宗
  4. 若波
  5. 天の戸

 

好きな蔵がある人は読みたいですね!!

個人的には天の戸のストーリーが良かったです。

 

酒造りだけではなく、「人として」「チームマネジメント」において大切なことを知ることができます。

 

9.酒米ハンドブック


日本酒好きな必須のハンドブック。

豊富な酒米の種類が写真付きで解説。

酒米について酒米ハンドブックより詳しい本は他にないと思います。

 

酒好きの人にとっては酒米は知りたいところだと思うのでぜひ!

薄くて持ち運びもしやすいです。

 

10.発酵道 酒蔵の微生物が教えてくれた人間の生き方 寺田啓佐


自然酒を作っている寺田本家23代目当主・寺田啓佐さんの著書。

 

日本酒だけではなく発酵や微生物の世界を知ることができ、そこから見えてくる現代社会の矛盾やぼくたちが本当に大切にすべきことは何なのか?を教えてくれる本。

 

「発酵道」が人生のバイブルですという方も多い。

ぼくも日ごろから多くの本を読みますが、人生を大きく変えた本は2冊でそのうちの1冊が「発酵道」。

 

日本酒のことや寺田本家のお酒誕生秘話はもちろん、人との関係性や人生において多くの学びがある本です。

すべての日本人に読んでほしいな。

 

寺田/啓佐
1948年、千葉県生まれ。

 

自然酒蔵元『寺田本家』23代目当主。1974年、300年続く老舗の造り酒屋『寺田本家』に婿入りする。1985年、経営の破綻と病気を機に、自然酒造りに転向。自然に学び、原点に帰った酒造りによる「五人娘」を製造販売する。

その後、発芽玄米酒「むすひ」や、どぶろくの元祖「醍醐のしずく」など、健康に配慮したユニークな酒を、次々と商品化し、話題を呼んでいる。

 

酒造業のかたわら、教育や食、環境といった生命にかかわる問題をテーマに、地域貢献に努め、地元の教育委員長や学校給食運営の会長などを歴任する。

11.酒好き医師が教える最高の飲み方

 

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「酒好き医師が教える最高の飲み方」はお酒と健康について専門医師からの視点で正しく学べる本です。

 

酒好きにとって

  • 2日酔いにならない方法
  • 健康を害さない飲酒量
  • 健康に良い飲み方
  • 病気とお酒の関係性

 

などはよく話題になったり、ある程度の「知っている」はあると思います。

 

ただほとんどが自分の経験に基づいたり、人になんとなく聞いたという知識のことが多いです。

 

「酒好き医師が教える最高の飲み方」は、1人の先生ではなくそれぞれの専門分野の医師に見解を聞いているので知識も偏ってなくて良いです。

 

健康系の医師が書いた本はどうしても難しい内容になりがちなのですが、著者の葉石かおりさんは医師ではなく日本酒の専門家の方なので、ぼくたち一般の人にもわかりやすく書いてあるのがうれしいところ。

 

「酒好き医師が教える最高の飲み方」は酒好きのための日本一わかりやすくて濃いお酒健康本と言えるでしょう。

引用元:Sake心

 

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