こんにちは!
日本酒メディア「Sake心」編集長の本橋へいすけです。
今回は佐賀県唐津市の小松酒造の万齢・大吟醸のレビューです。
万齢とは?
平成7年春、廃業を待つばかりの酒蔵に、上京中だった長男である小松大祐が脱サラし帰郷。
酒蔵再興の意を決し、当時ではほとんど例のなかった「蔵元自ら杜氏」というコンパクトな新しいスタイルによる復活を目指しました。
「これからの時代はお酒造りを知らないとお酒も売れない」そのような信念のもと、広島に移転された酒類総合研究所(旧国税庁醸造研究所)に入所し、8ヶ月間酒造理論等を勉強。
翌冬は島根県の酒造会社で蔵人として修行し、お酒造りの全工程を体得。
そして平成9年春、 自蔵の清掃から準備をすすめ、翌10年1月に8年ぶりに製造を復活。3月に日本酒80石、焼酎20石を無事醸しました。
復活初年度の蔵で造った大吟醸「万齢」は平成10年度福岡国税局酒類鑑評会でまさかの優等賞受賞。 奇跡の受賞とともに蔵は息を噴き返しました。
引用元:小松酒造HP
小松酒造の紹介
創業江戸末期。大正~昭和初期からすでに数々の賞を受賞。 銘醸蔵と評判の高かった弊社の清酒は海軍御用達酒となり、 「宣揚」というブランド名で佐世保港より南方の前線基地まで運ばれていた歴史もあります。
しかし、時代の変化と共に清酒の消費量は縮小を続け、平成2年に お酒造りを休止せざるを得ない状況になってしまいました。
こだわりは
(1)日本酒製造に使用するお米はすべて酒造好適米。
うち山田錦の割合は約50%。(21BY)
また全体の半数を地元相知町で契約栽培しています。(2)日本酒総製造数量の約80%が純米系。(21BY)
(3)全工程完全手造り。製麹は箱麹。搾りは槽。
(4)可能な限り旧来の機具・道具を使用。特に木製道具は貴重品。
(5)少量生産(日本酒180石/焼酎50石/リキュール20石)。限定流通。
引用元:小松酒造HP
万齢・大吟醸の日本酒レビュー
銘柄 | 万齢 |
酒造名 | 小松酒造 |
場所 | 佐賀県唐津市 |
お酒の作り方 | 大吟醸 |
原料米 | 佐賀・相知産山田錦 |
精米歩合 | 38% |
製造年月 | 30.4 |
飲んだ日 | 30.8.28 |
口当たりはフルーティーでマスカットの風味を感じるお酒。
飲み終わりには酸味も感じるのでスッキリ飲めます。
万齢・大吟醸に合う料理
万齢の大吟醸はフルーティーなお酒なので料理に合わせるというより、食前酒として1杯目に飲みたい日本酒です。
万齢・大吟醸のまとめ
廃業寸前から復活した話を知ると、より応援したくなる日本酒ですね!!
となりに町に住んでいるので個人的にはより一層そう思います。
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